Celeron Mが遅い

NEC VersaPro J タイプVRのVJ16M/RF-X(2006年5月発売)という10年選手のノートPCをantiX 16 i386(Debian 8 Jessieベース)というOSで運用している。しかし、搭載しているCPUのIntel Celeron M 380がボトルネックと感じる今日このごろ。そこで、このCPUを同じDothanコアのIntel Pentium Mに換装することにした。このPCと同じラインアップのノートPCにはソケット479のマザーボードが採用され、BIOSも共通とのことで、実際このラインナップには以下のとおりDothanコアのPentium Mを搭載している製品もある。

  • VJ20F/RF-X: Pentium M 760
  • VJ17F/RF-X: Pentium M 740
  • VJ16M/RF-X: Celeron M 380 ← ラインナップ中で最弱の我がPC

だから換装できるっぽい。

ラインナップのその他スペック

NEC VersaPro J タイプVRのその他の主要スペックは以下のとおり。詳しくはWayback Machine参照。

  • チップセット: AMD Radeon Xpress 200M
  • FSB: 533/400MHz
  • GPU: AMD Radeon X300 IGP(IXP450)
  • オンボードメモリー: PC2-4200(DDR2-533)256MB
  • メモリースロット: PC2-4200(DDR2-533)SO-DIMMスロットx2(最大2GB)
  • ビデオRAM: 最大128MBをメインメモリーと共有
  • ハードディスク: チップセット内蔵コントローラー, シリアルATA
  • オーディオ: チップセット内蔵コントローラー, High Definition Audio準拠
  • イーサーネット: Broadcom NetLink BCM5789, 1000BASE-T有線LAN
  • USB: チップセット内蔵コントローラー, USB2.0 x5
  • PCカードスロット: Richo RL5C476 II, CardBus対応Type I/II x2又はType III x1
  • ディスプレイ: 15型TFTカラー液晶, XGA(1024x768)

ちなみに、我がPCはメモリーを最大容量まで積んでいる。

VJ16M/RF-Xを分解

NEC VJ16M/RF-X

  1. ACアダプターを外し、バッテリーパックを外す
  2. ハードディスクを格納している蓋を開け、そこにあるすべてのネジを外す
  3. パームレストを外し、キーボードを固定しているすべてのネジを外す
  4. ヒンジの爪を上げて液晶パネル部と本体部を分離させ、電源ボタンやワンタッチスタートボタンのあるパネルを外す(これをしなくてもキーボードを外せるかも)
  5. キーボードを外すと金属製のカバーが見えてくるので、このカバーを固定しているすべてのネジを外す
  6. カバーを外すとCPUを覆うヒートシンクとクーラーが見えてくるので、それらを固定しているすべてのネジを外す
  7. 上の画像の状態になる

ちなみに、各ネジの長さは微妙に異なることがあるので、どこから外したネジかわかるようにしておく。

Celeron Mよさようなら

Intel Celeron M 380

  1. 上の画像にあるCPUソケットのマイナスネジを回し、CPUを取り出す
  2. 用意したPentium MをCPUソケットに嵌め、マイナスネジを元に戻す
  3. ヒートシンクから古いCPUグリスを拭き取る
  4. Pentium Mに新しいCPUグリスを塗る
  5. エアーダスターでヒートシンク、クーラー、排気口などを掃除後、すべて組み立て直す

CPU換装後の稼働テスト

う~ん、ちょっとは速くなったのかも、くらいの体感。まあそんなもんでしょ、ベンチマークを取るまでもない。と言うか、もう一つのボトルネックのGPUがそのままだし。しかしNINTENDO 64、ニンテンドーゲームキューブ、WiiのGPUを開発したあのArtXの系譜のIGPとして愛着があるので、そこは目を瞑ることにした。ちなみに、換装後のCPUもC0ステッピングだったためPhysical address extensions(PAE)やNXビット(XDビット)に対応していたので、OS側で設定等を弄る必要はなかった。